コラム

2023/05/12

ブランドをもつ生産工場がサステナブルファッションを語る

 

サステナブルなファッションを提案する工場直営のファッションブランド【Five Rules】
ニット生地の生産工場であるAIGATでは出来たての生地をお客様のニーズに合わせお届けします。
お客様にとって一番のメリットは高品質、高付加価値でお買い求めいただけること。
このメリットは工場直営だからできることにつながります。
市場に出回るまでの流通経路の簡素化により、価値のある商品ををお求めになりやすい価格で市場に出していきます。
この流通の簡素化は、ロスの削減だけでなく地球環境にも配慮でき、環境配慮型のサステナブルファッションブランドを基盤にしています。
環境に配慮し将来にわたって持続可能な『サステナブル』の衣料を工場から直接お届けできる工場直営のファッションブランドです。

サステナブルファッションを先駆けて。

工場直営とサステナブル。

アップサイクルとサステナブル。

サステナブルファッションを先駆けて。

和歌山県岩出市に所在するニット生地の生産工場AIGATはニット生地の編み立て工場としては歴史の浅い工場になります。
株式会社東紀繊維の経営者でもある安宅英宣は、株式会社東紀繊維の編み立て工場としてこのアイガットを2013年に設立しました。
ニット生地の企画や販売に携わって60年数年、今年84歳になります。自身の長年の経験とこだわりが詰まった生産工場です。
40数年前の脱サラ時代に掲げたポリシーは84歳になる現在も変わることはありません。
日本経済が高度経済成長期の頃、繊維業界では化学繊維が急成長を成し遂げていました。この時代は天然繊維にこだわる自身の意に反した商流を続ける日々が続いた時代でした。
そして長い年月を経た現在そのポリシーが現代のサステナブルファッションに繋がり、持ち続けていた信念が間違いではなかったと確信に変わりました。

着終わったあと土に還すことのできる天然素材を使用することは私たちにとって持続可能なサステナビリティとなりました。
また更なるサステナブルを追求した2023年の今年は同岩出市に縫製工場を立ち上げ最終製品までの工程においてロスを最小限にすることとしました。
サステナブルへの追求はこれからもつづき、自身の言葉『地球が1秒でも長く生きられるように』をモットーにより良い品質の商品をお客様にお買求めいただけるように惜しまない努力を続けています。

 

工場直営とサステナブル

たとえば自動車は大手ブランドメーカーがあり、ブランド化されています。
海外のアパレルブランドも同じように古くからの歴史がありブランドとして認識が高いと思います。
しかし日本国内のアパレルブランドは歴史をみても浅く生産から販売までの工程もとても複雑です。それは私たちが考える本来あるべき姿とはかけ離れた状態になっています。
私たちが考える本来あるべき姿とは細かく分散されている工程を省くことです。
ニット工場自身が一つのファッションブランドとして確立する事です。
細かく分散される工程は地球環境にも悪影響を及ぼしています。その一つが大量生産、大量廃棄です。そしてこの事は地球環境に大きな負荷がかかっています。
私たち工場直営ファッションブランドは廃棄物ゼロを目指し数量限定販売を行っています。必要数を作ることでアパレル業界で問題視されている大量生産大量廃棄に正面から取り組んでいます。この考えは環境負荷への低減ができる持続可能なサステナビリティにつながります。
また、アップサイクルが可能な素材を扱うことでも地球環境になるべく負荷をかけない努力をしています。

アップサイクルとサステナブル

ファッションは原材料となる天然素材コットンやリネンそしてカシミヤなど自然のめぐみで成り立っています。
自然がなくなることはファッションの衰退につながるといっても過言ではないでしょう。
私たちは今ある資源を大切に生きるため自然との共生を大切にしていきたいと思っています。
そのひとつの取り組みであるアップサイクルの推進は、糸を紡むぐ時にでる落ち綿や、生地の製造工程で発生する裁断くずをアップサイクルすることです。通常ではごみとなってしまうこれらを廃棄せず「新たな価値をもつ製品」に生まれ変わらせます。
アップサイクルは将来につながる持続可能なサステナブルの取り組みの一つとなっています。

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